暖かくなって参りました。「こんな時期におでんかよ!」と言われそうですが、まぁ聞いてください。
広島に来て間もない頃、休日にしばしば街中へ出かけていました。一番気に入ったのが並木通り。東京で言えば代官山か自由が丘といった雰囲気の町並みが好きになりました。店はもちろん、街行く若者もアカ抜けていて、でも少し脇道に入ると、何やら美味しそうな店があって…。
『たぬき』はその中の一軒です。決して、おしゃれとは言えない店構えで、創業60年近いのだとか。薄暗い店内は、木の重みを感じる約20席のカウンター席と、座敷があります。カウンター中央におでん鍋がどっしり腰を据え、色濃い目のおだしの中に主役のダイコンがこれまた色濃く、味をしみこませた雰囲気をかもし出しています。他にロールキャベツやジャガイモ、はんぺん、ぎんなん、シューマイガンモ、つみれ、こんにゃくなどスタンダードなネタが並び、タコや生わかめも魅力的。
特筆すべきはメニューに「時々…」と注釈が付きながらも「ちくわぶ」があること。関東では定番のネタですが、関西以西ではあまり見かけません。スーパーでも置いてないでしょ?実はこれが大好物なのです。その他、だし巻き玉子や、豚の角煮、葉わさびなど一品料理も充実。
これからのシーズン、壁際に据えられたテレビでは野球中継が流れます。お店は、さながら市民球場のバックネット裏状態。

カープの応援とホクホクの美味しいおでん…。
広島楽しい~!